
PEGパートナー実践発表 「5000個のラズベリーパイの行方は? 学校・公共施設・地域でのさまざまな「こどもとプログラミング」の形 登壇者のご紹介
12月23日(火・祝)東京大学本郷キャンパスにて、PEGの1周年イベントを開催いたします!そこでご登壇いただく、6名の学校教育・社会教育分野の実践者の方々の活動内容についてご紹介。
イベントのプログラム詳細についてはこちらをご覧下さい。
お申込はこちらからお願いいたします。
PEGパートナー実践発表「5000個のラズベリーパイの行方は?学校・公共施設・地域でのさまざまな「こどもとプログラミング」の形
板橋区立上板橋第二中学校 技術・家庭科担当 新村彰英先生
新村先生は、技術・家庭科の「プログラムによる計測・制御」の授業で、全校生徒を対象にラズベリーパイを活用中。ものづくりにパソコンをどのように活用するかを実践しています。
1年生の「立体パズル」製作の際に用いるノコギリ引き作業で、正確にまっすぐ切削するための評価システムをラズベリーパイで制作し、作業の精度を高めました。また、立体パズルの組み立てプレゼンテーションもプログラミング言語「スクラッチ」で製作しました。2年生は、自動お掃除ロボット作りとそのプログラムをプログラミング言語「Ardublock」で作成。その他、学校の運動会のBGMをプログラムして放送したり、授業のタイムキーパーに用いたりと、授業以外にも、学校でプログラミングを用いた取り組みを行っています。
宮城教育大学附属中学校 浅水智也先生
今年度、宮城教育大学附属中学校では、文部科学省の研究指定校に指定され、「技術・情報協働創成科」という新教科を設立しました。この科目では、「デジタルならではの言語活動(コミュニケーションスキル)」・「ICTを活用したパートナーシップ・協働力(コラボレーションスキル)」・「デジタルならではの情報活用を通した問題解決・価値創成力(イノベーションスキル)」・「作り手(発信側)と使い手(受信側)の両面の情報モラル(ヒューマンスキル)」・「ディジタルに対するリスクの管理(マネジメントスキル)」を軸として、授業内容とそのアプローチを実践中。です。技術と理科など、教科横断的な授業も実践予定。
桜美林中学校 笹倉千紗子先生
桜美林中学校では、技術・家庭科の「プログラムによる計測・制御」の授業でラズベリーパイを活用中です。今年の夏休みには、希望する生徒にラズベリーパイを家庭に持ち帰らせ、ラズベリーパイをテレビにつなげたり、ラズベリーパイについての調べ学習なども行いました。普段の授業や学校の文化祭でもスクラッチを使った授業・ワークショップに取り組んでいます。また、東京近辺の若手の技術の先生が集まり、普段の授業内容について発表・議論を行う「若手技術科教員の会」も運営中。
墨田区教育委員会事務局 庶務課 教育情報担当 宮崎隆氏
PEGでは、墨田区と連携し、区内の小中学校でのプログラミング学習導入の支援を行っています。墨田区では、区内にある機材のリース会社との連携で、リース期間の終了した学校のモニターを、ラズベリーパイを使ったプログラミング学習のために活用しています。現在は主に小中学校のクラブ活動を中心に、ワークショップなどを取り入れながらプログラミング学習を進めています。
新座子育てネットワーク 高橋美保氏
埼玉県新座市で2つの児童センターを運営する新座子育てネットワークでは、運営する児童センターでラズベリーパイを常設で設置。児童センターに来るこどもたちが、家庭にコン ピューターがなくともいつでもプログラミング学習に取り組むことのできる環境 を整えています。常設するだけではなく、職員の皆さんによる定期的なラズベ リーパイのワークショップを行ったり、「ラズベリーたいむ」というクラブ活動も実践中。
codeMo 天沼倫太郎氏
天沼氏は、自分の子どもにプログラミング「も」教えたいという思いの保護者らを中心に「codeMo」という団体を立ち上げ、岩手県のこどもたちにプログラミング学習やものづくり体験を届ける活動を行っています。岩手県内各地で、プログラマー・クリエイター・学生・自治体職員等、いろいろな立場のプレイヤーを巻き込みながら、様々な施設・地域にてこども向けプログラミングワークショップなどを展開中です。