2015年2月23日(月)品川区立京陽小学校公開授業開催!
2月23日(月)に、全校児童にラズベリーパイが配布されている品川区立京陽小学校にて一般の方も来校可能な公開授業が実施されました。今年度の校内研究の一環として、教科科目でのプログラミング学習の導入に取り組まれた先生方による研究発表も行われました。14個の公開授業のうち、図工・国語・算数、3つの授業でプログラミング学習が導入されています。
国語の授業では、プログラミング言語を通して主語と述語の関係を学習。キャラクターを思い通りに動かすためのシナリオをつくり、それをプログラミング言語で表現していました。シナリオは、「何が」・「どうした」という二つに分けられるように作成し、主語と述語のはたらきを学びました。
算数の授業では、プログラミングで1000までの数の「位」について学習しました。2000なら1000の束が2つ、3700なら1000の束が3つと100の数が7つ、のように、数字の構成や相対的な大きさを理解する単元。課題となる千単位の数字をもとに、スクラッチで1000、100、10、1のブロックを並べ、数を完成させました。よりブロックの数を少なく、簡単に並べるにはどうしたらいいか考えながら並べていきます。そして、この日は二人一組での活動。二人で課題に取り組み話し合いながら進めることを通して、何を考えながら並べたのか、より意識して取り組むことができます。
公開授業のあとには、監修阿部先生と今村久二先生(元秀明大学教授)が「プログラミング学習における言語能力育成の可能性」について講師対談しました。
*公開授業・研究発表会・講師対談の様子がITproにて記事にしていただいています!
「自分の考えを発表したり、伝え合ったりすることが好きだと答える児童が増えた」という京陽小学校による成果報告、また、今後の課題として、「プログラミング学習に最も効果的な単元を探していくこと」、「言語能力向上と関連付けて指導していく必要のあること」についても言及されています。ぜひご覧ください!