2015年1月21日(水)プログラミング×市民科学習@品川区立京陽小学校
UPDATE : 2015.1.22
全校児童にラズベリーパイが配布されている品川区立京陽小学校で、昨年の6年生の市民科の授業でラズベリーパイが活用されました。今回の内容は、小学校全体で心がけている「京陽しぐさ」のポスターをスクラッチで制作し、発信していくというもの。
この単元で、こどもたちは自分たちの学校の良さに気付き、その良さを継承していくためにはどうしたらいいかについて考えます。自分たちが卒業したあとも、思いやりの心を大切にする学校であってほしいという意識を下級生に伝えていくための工夫を考えました。
今回、6年生のこどもたちが考えた京陽しぐさは、誰に対しても、やさしさを卓球のラリーのように続ける「優しさラリー」、嬉しい時や悲しい気持ちを共有する「分かり合いしぐさ」、他人のいいところはまねしていく「まねレオン」、委員会の活動を工夫して伝えようとする「アピールしぐさ」、去る鳥後を濁さず、そうじ道具やロッカーの片付けをきちんとする「水鳥しぐさ」、などなど、オリジナリティ溢れた「京陽しぐさ」。
授業では5つのグループに分かれ、スクラッチで「動き」や「音」を工夫して、それぞれの京陽しぐさのイメージを形にしていきます。紙のポスターではなく、電子ポスターだからできることを活用しながらグループで電子ポスターを完成させました。
「一年生の子も見るから、ひらがなの方がいいよね。」なんて気づかいの見られるグループもあったことには、さすが6年生!
説明の言葉を点滅させて強調をしていたり、楽しくキャラクターを動かしたり、それぞれの「しぐさ」に合った工夫をスクラッチで実現していました。こどもたちは、プログラミングによるポスター制作を通して、多様な「伝え方」の工夫を学んでいるように感じました。